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試験撮影

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平成12年1月13日と20日に,試験撮影として,バーチャルユニバーシティプロジェクト最初の撮影を行いました.

この撮影の目的は,教材用の映像の収録そのものよりも,撮影方法のテストに重点を置いたものでした.

撮影は,教授会室を利用しました.

 

撮影の打ち合わせをする竹内教授と撮影スタッフ.
撮影の内容は,カットごとにこの記録紙に記録していきます.記録内容は,タイトル,カメラのカウンター,撮影の良否,その他備考等です.

編集を行う際になくてはならない資料となります.

大学側の撮影支援スタッフが,記録紙の記載方法を撮影スタッフから教えてもらいました.
制御されていない外部からの光の影響を除去するため,窓は,暗幕を利用して遮蔽しました.
後ろの青い幕は,ブルーバックで撮影するための幕です.編集時に,この青いバックの部分に任意の映像を差し込むことが出来ます.
光を満遍なく行き渡らせるため,足元にレレフ板を入れました.

照明の設定は非常に重要かつ大変で,満足行く効果が得られるまでに,試行錯誤に1〜2時間はすぐに経ってしまいます.

カラー調整.
白色の調整.
いよいよ撮影です.

1カットを撮影するごとに,最初に,このようなタイトル板を入れます.

ビデオテープの各カットには,このような情報が映像として収録されます.

また,前述の記録用紙には,同様な情報を記録していきます.

最終的な調整(暗記?)に余念のない竹内教授.
ブルーバックの撮影練習です.

実際の撮影時には,背景には何もないのですが,それでは,話をする際に手などで指示をする場合に,どこに持っていけばいいのかわかりません.

そこで,液晶プロジェクターを利用して,編集時にバックに差し込むはずの画像を一時的に表示させ,それを参考にして手の位置決めなどの調整と練習を行いました.

実際の撮影時には,もちろん,バックには何も表示せずに撮影を行いました.

撮影に利用したDVカメラです.
撮影を担当していただく専門家に,大学側で用意をしたDVカメラを利用して,撮影をお願いしました.

通常,ベータカムを使われていることと,撮影現場でカメラをお渡ししたため,最初は設定などに少々時間がかかりました.

最初は,カンニングペーパーなど何もなしに講義をしていたのですが,話すべきことが抜けてしまったり,視線が定まらず泳いでしまうなどの問題が出てきました.

途中から,大型のモニターをプロンプタとし,カメラの後ろにおいて,原稿や参考資料を表示して話をするようにしてみました.

この方法だと,視線が泳いだり,変な方向に行ったりしなくなり,この後に標準的な方法として利用されるようになりました.

プロンプタとして利用する大型モニターに表示するPCを接続しているところ.
試験撮影の日は,あいにくの天気となり,午後から雪となりました.

ただ,撮影そのものに関して言うと,雪の日などは捨てがたい撮影日和といえます.

撮影では,たくさんのライトを利用するため,膨大な発熱を伴いますが,寒い雪の日は,それがあまり問題になりません.また,曇天では直射日光がないので,窓の遮光を完全に行わなくても,照明条件が時間と共に大きく変わるということがありません.

   

 

 

バーチャル・ユニバーシティー・プロジェクト

九州工業大学

最終更新日: 2000/09/26